魔法界への旅立ち
□第17章
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バサバサバサ
「香於里、すごい量だね」
目の前に置かれた配達の山。
『リドルはいいよね…
ここのバレンタインは男性から渡すのが普通だし』
次々カードを開いては内容を確認する。
愛しています。好きです。
差出人の名前は書かれていない。
それが普通なのはわかっているけどどれも同じような言葉ばかり。
「香於里」
リドルが何故か顔をしかめて言った。
「僕が処理しておこうか?」
『大丈夫。多分今日中には読み終わるから。それに…』
16:00に中庭で待っています。
中にはこういう人もいるから
.