短編・連載番外編
□隣じゃなくても
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早速私は資料室に行き、山の様に積まれている書類の一つを手に取った。
最早この資料室は私の部屋と言っても過言ではないくらい、私が使っている頻度が多い。
毎日泣いていたあの頃は、ここで声を殺して泣いていた。
今は、毎日ここで残業に追われている。
沢田様の負担を減らす為に、仕事をほぼ毎日徹夜でこなしていた。
こんなことしたって、給料は上がらないけれど。
私はため息をつきながら、次の仕事の資料に手を伸ばした。
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