風光明媚

□Babyの説明
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しばらくしてディーノさんは帰って行った。



それにしても、風の導き手…って

「守護者じゃないんだよな…。」

「そーだぞ。」

突然横からリボーンの声が聞こえた。

「リボーン!!」

「なんでこいつが来るって言わなかったんだ…って顔してんな。」

リボーンが布団で眠っているユズキちゃんの横に座る。

「こいつが来るってことはマフィアになりたくねーと思っているお前にとって都合が悪い。」

「…それって?」

「こいつはボンゴレファミリーのためだけにこっちの世界にくる。10代目風の導き手が送られて来たってはお前がボンゴレリングを持っていることと同じくらいお前がボンゴレ10代目である証明になる。」



俺がボンゴレのボスであることの証明!?
俺、ボス決定なの!?

「起きろ、話聞いてんだろ。」

リボーンが言った。

ユズキちゃんが目を開けた。

「お…起きてたんだ…。」

「まぁね。」

ユズキちゃんは困ったように笑う。

「せっかく風の導き手としての使命を理解したのにツナにその気がないのが問題だな。」

「しょうがないよ。本人にその気がないなら…。」

なんか俺、すっごく悪いことしてる気分…。


「まぁツナがその気になるまではお前もゆっくり並盛で暮せ。その間にいろんなこと勉強しろ。」

命令系のリボーンの言葉にユズキちゃんは頷いた。俺がその気になるの前提で話してる…。

「家はこっちで用意した。」


リボーンは紙きれをユズキちゃんに渡した。

「ありがとう。頭痛も治まったし、ここに行ってみるね。」

ユズキちゃんはありがとうございました、と頭を下げて帰って行った。




続く
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