風光明媚

□Babyの説明
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俺の目の前で、苦しそうに頭を押さえるユズキちゃん。

まるで勝手に口が開いたかの様に風の導き手の使命を呟いて意識を失った。


「ユズキちゃん!!リボーン、どうしよう!」

「気を失っているだけだ。もう一回さっきの部屋に運べ。」


「う…うん!」


俺は比較的軽いユズキちゃんを背負って階段を上った。ディーノさんも付いてくる。(2回落ちたけど)

「もしかしてリボーンはこの時期にユズキが来るのを知って俺たちに水のあるところを見張らせたのか…?」

ディーノに言われて、そういえば何日か前にリボーンが電話をしていたことを思い出す。


(おめーらは並盛川を頼む。プールはツナ達で何とかする。)


しかも数日前に山本にプールの見張り頼んでたよーな…。

「多分…そうだと思います。」




ユズキちゃんは俺達のために…元いた世界で殺されて、こっちに来たんだよな。


昨日、夢でユズキちゃんがフードの男に殺される所を見た。
今日、その殺されたはずのユズキちゃんがプールに落ちてきた。

驚いたけど、彼女は生きていて。

この世界の人じゃないんだと何となくわかった。
彼女が元いた世界で殺されていることも…。
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