風光明媚

□きっかけの事件
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「・・無視・・してない。」
銃を突きつけたまましゃべるフードの人。

そして、言葉を続けた。




「・・送る。」



・・送るってなに?メール?
送信ボタンピッ!ってすんの?
でも、携帯持ってないよねぇ。



「・・お前を・・・。向こうに・・・。」

「へ?む、向こう?どっち?ってかあたし送られんの?クール宅配便?」



一瞬、フードの中の顔が青汁50杯飲んだくらい苦〜い顔になった。(気がした。)


・・・あたし、なんかやった?



「向こうのセカイ・・送る。」
そう言って、フードの人は携帯の送信ボタン…を押さなかったのはもちろん、あたしを郵送もせず、あたしに突きつけていた銃の引き金を引いた。





パァァァン!!
あたしの耳に響く、銃の音。
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