鬼徹
□第四話
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「ちょっと散らかってますけど、大丈夫でしょう」
閻魔様と別れ、奥にある鬼灯様の部屋に案内された。確かに予想外に散らかってるけど、問題はそこじゃなくて…
「あ、あの、流石に一緒の部屋っていうのは不味いんじゃないですか?」
「…あ、もしかして男女の仲になったりしないか気にしているんですか?」
「え、いや、あの」
ジロジロ
「残念ですが、その心配はいりません」
「ちょ、肩に手とか置かないで下さいってゆーか残念とか失礼だな」
「思ったことは、はっきり言う派です」
「ええ、あなたほどはっきり派な人はいませんよ」
「大丈夫です。いつかきっと、そんなでもいいって人が見つかりますから」
「微妙に慰めないでくださいっ!終いには泣くぞ!」
「どうぞ啼いてください」
「…もうこの上司やだ」
住居→上司と同室
(とりあえず、ふとんと荷物を運ばせましょう)
(あたし、本当にここに住むんだ…)