TEXT-child-

□俺達の出会い
2ページ/11ページ

翌朝、男は・・・いや、松陽先生は俺を塾に通うように言ってきた。
俺は拒否をしたが、先生は有無を言わせないような迫力で迫ってきたので、結局頷いた。
引き摺られるように教室へ連れて行かれた。


「今日からみんなと一緒に学ぶ、坂田銀時くんです。仲良くしてあげてくださいね」


先生の言葉を聞きながらも、生徒達は俺を見て固まっていた。
予想通りだ。これが当然の反応だろう。
俺の席は一番後ろ。
俺が動くと、生徒は俺の動きを視線で追ってきた。


授業を聞いたって、俺には眠いだけだった。
言ってる事だって訳わかんねーし。だから俺は寝た。寝まくった。
だから気付かなかった。俺のこの行動を睨んでた奴に。
次へ
前へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ