黒灰異世界旅行

□プロローグ
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黒Side




声が、最近聞こえる。

耳鳴りかと思っていたが、まったく違う。

それはどこか懐かしい、女の声だ。

助けを求める声を聞けば俺は知らず知らずに耳を傾ける。

ただの、好奇心だ。




灰Side


最近、声が私の頭に響く。

どこか懐かしい男の声は、憂鬱になってしまう。

彼は、何を言いたいのだろう。




『助けて』


ただ、それだけの言葉を、声は俺(私)に響かせる。








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