主2。

□鳳凰院白と仲間達。
1ページ/4ページ

鳳凰院白は、第一皇女である。



しかし、地位においてはこの国で上から片手で数えられる位に高いはずなのに、その専属の使用人はたった10人しかいない。

これは異様である。


大日本帝国の政治をつかさどる王家の娘、王女ですら100人の使用人を使っているというのに。
ほぼ同じような境遇の彼女らに何故こんなに格差があるのか。
今のところそれをするのは、鳳凰院白の父である、鳳凰院皇道だけである。




これは今から2年前。
梓木溜と出会うちょっと前のお話である。


鳳凰院白が、たった10人の使用人達しかまわりにいないにも関わらず13年間も生きることができたのは、ひとえにその使用人たちのおかげである。
次へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ