01/15の日記

10:28
小説1
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 僕には悩みがある。そう、学校に行くことだ。特に悪いって言うほどじゃないけど・・・。あれだ、ちょっと変わってるから。あ、いや、別にアニメみたいな学園ものとか、メイドや執事がいる訳でもない。本当にごく普通の学校だ。けれども、この学校は変わっている。平和な人生が、今戦争が始まろうとしていた。
 僕の名前は篠原千。16歳の高校一年生。趣味は図書館で好きな本を読むこと。僕の通っている学校『泉坂高校』は、とても設備がいい。僕この高校の寮に住んでいる。親は東京にいて、仕事が忙しいから僕をわざわざ田舎の学校に通うことにした。別に田舎も都会もどっちでもいい。生きていればそれでいい。
 「おはよう、千!今日から夏休みだな!」
 こいつは安斎竜紅。おれと正反対のやんちゃで活発で、とにかくいつも元気な奴。けど、同じ趣味。こいつも図書館に入ると一言もしゃべらないで本をとにかく読み続ける。僕が帰りたいといっても、閉店時間まで読んでいる。
 「おはよう、竜紅。お前は親のところに行くのか?」
 「行かないよ、俺は十分楽しむからな」

・・・・・・・・・・・・・続く

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