遊びは終わりだ・・・!
□捕われる
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−何処か知れぬ惑星−
俺はこの寂れた惑星で、とある殺しの任務を請けた。まぁ、もう済んだんだがな。
とにかく、今はそのターゲットが居た建物、今はとっくに廃墟になった場所から出ようと帰っていた。
ウルフ「・・・ったく、血生臭い依頼は面倒いぜ・・・」
広すぎる建物内の部屋の一角に留まり、ポケットから煙草を出して火を点ける。
フゥーと一つ息を吐き、同時に紫色の煙も混ざる。窓から見える空は怪しい雲行きで今にも雨が降りそうだった。
ウルフ「雨が降る前にとっとと帰る・・・ん?」
ガタン
俺が部屋から出ようとした時、そんな物音が聞こえた。
「・・・此処には誰も居ないはずだろ。まさか、まだ敵が?」
内心そんな事を思いながら、物音がした所へ駆け出した。無論、煙草は踏み潰して。