遊びは終わりだ・・・!
□沈んで沈んで・・・
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「ウルフが死んだ」
その言葉に最初は冗談かと思い苦笑した。
「コーネリアの裏市街地で***の手に掛かり死んだ」
馬鹿な・・・!奴はそんな簡単に死ぬはずない。
「逃避は良くないよ?だって事実だもの」
嫌だ・・・嫌だ・・・認めない・・・。
奴は、ウルフは・・・簡単に雑魚なんかに殺れたりはしない・・・。
「認めなよ。ウルフは死んだんだ」
「嘘だ・・・ウルフは・・ウルフは・・・死んでない!!!」
「アンタは頑固だねぇ。証明写真があるのになー」
私の目の前に突き付けられた証明写真。
無惨な姿の血塗れウルフ。
私の最愛ヒト
あああああ・・・・。
見たくなかった・・・ウルフ・・・どうしてだ・・・?
「ざまぁない姿だよねぇ・・・スターウルフのお頭がこんなにも・・・ぶっは!!!」
私の前でソイツの頭が跳んだ。いや、跳ばした。
「・・・ウルフ・・・私はこれからどうすればいい・・・?」
証明写真はヒラリとソイツの手から落ち、血溜まりに紅く染まった。
「・・・貴様が居なきゃ・・・私は・・・世界が・・・真っ暗・・・」
ソイツを残して部屋から飛び出し、私は証明写真に写っていた場所へ向かう。
雑魚が私を妨害する。
「下らん遊びに付き合いたくない・・・」
次々に雑魚を撃ち殺し刺し殺す。時折内臓が飛び出す程撃った。頭を飛ばす勢いで切り殺した。
ウルフ・・・ウルフ・・・前が見えない。
真っ暗、だ・・・。
何人殺った?分からないくらい殺したと云うのは理解した。気付けば私は真っ赤に染め上がっていた。
気持ち悪い程ベトリと血が全身を濡らす。
ウルフ・・・。