小説

□ひきこもり
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「こんにちはサカマタさん!!
お邪魔します!!」


久しぶりに蒼井が来た
いつもの如く俺が館長室まで案内する





この娘は案内役がいないと館長室まで辿り着けない

辿り着けないどころかそこら中の
水槽に頭をぶつけて回っている












せめてスタッフルームくらいには行けるようになって欲しいものだ


この前なんか頭にたんこぶ付属させて館長室に来て館長が……




















無駄話が過ぎたな

館長室の目の前に着く




トントン、と扉を叩き「蒼井を連れて参りました」と声をかけると「入れろ」と声が帰ってきた




「では俺はここで。蒼井も何かあれば俺に言ってくれ」


蒼井が扉に手を掛けながらこっちを向いてにこっと笑う

「蒼井だなんて堅苦しい言い方しなくても"華"でいいですよ」




……………



そう言うと「ありがとうございました」と言って館長室に入って行った

















あー………
でら可愛い
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