拍手にあった小説群

□イレギュラーがレギュラー  〜非日常が日常に〜
1ページ/2ページ

イレギュラーがレギュラー  〜非日常が日常に〜


「あ〜ゆ〜むちゃんっ!」


そんな声と共に後ろから抱きしめられた。

「うわぁっ!?びっくりした〜………」



「えへへ〜♪驚いた〜?」



「それは驚いたに決まってるんじゃないかな?そりゃいきなり抱き着かれたら驚くって………」


驚いたコトにはかわりないけど、悪い気は全くしない。だって泉ちゃんと一緒に居られるんだから


「ゴメンね〜♪……でも歩ちゃん見てたら抱きしめたいの我慢出来なかったから……歩ちゃんが可愛過ぎるからイケナイんだよ〜?」



「恥ずかしいなぁ………///でも私そんなに可愛くないと思うけど……どこがよかったの?」



「う〜んとね……なんだか守ってあげたいような雰囲気があったからかな?」


聞いたはいいけど、少し聞きたくない言葉が出て来てしまった。


「やっぱり小動物みたいに思われてる……?ちょっと悲しいよ……」



「あ、いや、そうじゃなくってもぉ〜……機嫌なおしてよ〜………」


まぁそうじゃないって分かったけど、せっかくだから………ね?


「それじゃあ、アレしてくれたら許してあげるよ?」



そう告げると泉ちゃんも顔を綻ばせながら返事をしてきた。

私の日常が非日常へ………そして非日常が日常へと変わった原因となる行動と共に………



彼女の方から顔を近づけて


距離は徐々に縮まっていき


そして



ゼロに………





短くて永い、甘く蕩けそうな一時が………



「これで許してくれる…?」



「よし!許してあげるっ!」






「ありがとっ!これからもず〜っとず〜っと一緒にいようねっ♪」




「もちろんだよっ♪」



私の日常は非日常へ……
そして非日常が日常に……



いつも普通な私
でも一つくらい普通じゃないコトがあっても良いよね?


女の子同士で付き合ってる……今ではコレが私の日常


END
次へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ