D.Gray-man
□バレンタインデー・キッス
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〜バレンタインデー・キス〜
アレリナの場合
「〜♪アレン君喜んでくれるかなぁ。」
鼻歌を歌いながら廊下を歩くリナリーの手には綺麗にラッピングされた箱があった。
「アレン君どこにいるんだろう?食堂かな?」
そう言って、リナリーは食堂に向かった。
「ほぇ?アレン?アレンなら珍しく、まだ食いに来てねぇぞ」
リナリーは食堂に居たラビにアレンは居るかどうかを聞いたところ、まだアレンは来ていないと言う。
その時、神田が珍しく口を開いた。
「モヤシの事だ。あの細っちょろい身体でも鍛えに行ってんだろ。」
「と、言うことは。修練場ね。ありがとう、ラビ、神田。」
そう言って、リナリーは食堂から駆け足で出て行った。
「ユウが助言するなんて珍しいさね。」
ラビがにやけ顔で言った。
「…ちっ。お前だって、今日がなんの日かぐらい分かってんだろ。」
「勿論。今日はバレンタインデー。俺も貰えるかなぁ。」
「知るか。」
そんな2人も後々チョコを貰えたとさ、誰に貰ったかは皆さんのご想像にお任せします。