栄斗学園純情物語

□大倉先輩
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『せんぱーい!!!!』




大倉「……。(またこいつか)」




『おはよーございます!!今日もかっこいいですね!!』



大倉「……。(よーあきひんな)」





俺は大倉忠義



2年2組2番 文系クラス



付き合った彼女0人



いわゆる根暗系男子である。



容姿についてもあんまりな俺に一人のファンができた







『おーい!!先輩?目ついてますかー?』




大倉「……。」




『あー、怒らないでください!先輩人の話聞かないんですもん〜』





なんでこんな俺にファン?



正直鬱陶しくてたまらん



今日中に「後輩を引っ張っるには」の本を読破しなければいけないのに





『せんぱーい??また、聞いてなかったでしょ?もー』




でも俺が黙って、本を置くとすぐに教室に戻っていく





『それじゃあ先輩、放課後もきますね!

  なるべくお昼休みも教室にいてください!絶対きますので!!』





そしていつも全速力で走る



呆れるくらい毎日









《ガッシャーン!!》







大倉「(あ、またこけた)」







廊下でコケている(結構派手に)







そんな彼女の第一印象は






      変な奴





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