捧げ物

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setsu様のキリ番リクで『原作設定銀土で、皆と仲良しな天然土方さんと、それにやきもちを焼く銀時の甘々な二人』です。大変遅くなりました!


俺の恋人、土方は俺以外のやつにとことん甘い。特に近藤、総一郎君。この二人には本当に甘い。

…恋人のはずの俺よりも。ハァ…。

「おーい、トシー?いるか?おぉ、万事屋!」
おいおい。来たよ。せーっかく十四郎を一人占めしていたのになぁ。

「近藤さん、どうしたんだ?」
「あぁ、ちょっとこの書類でわからないところがあってなぁ…。」
「それは…」

ハァ…。非番だってのに仕事の話かよ。やっぱ、さっさと連れ出すべきだった。
十四郎が『近藤さんや総悟に何かあるかもしれねーから。今日は屯所からでねーぞ。』なんて言うから…。

「おぉ、そうか。トシ、ありがとうな。万事屋、ゆっくりして行けよー。」
「ああ。」
「はいはい。もう邪魔すんなよ〜ゴリラ。」
「はははっ、相変わらず厳しいなぁ。」
苦笑して出ていった近藤に十四郎が謝っているのが見えたが、俺は知らないふりをして寝転がった。

「銀時っ!何で近藤さんにあんな言い方すんだよ。」
「…………。知らねー。」
「ったく、何が気に入らないんだ…」
お前がデレデレしてっからだろ。とは口が裂けても言えない。お前の周り全てに嫉妬してるなんて。

「ふーっ、ひっじかったくーん。そろそろ銀さんも構ってよ。」
さっきは近藤が来たけど、その前は総一郎くん、その前はジミー…。ったく、なんでこいつはこんなに忙しいんだよ。しかも、持ってくる話が毎回どうでもいいことばっか。十四郎はなーんにも思わないで相手してっけどさ、あいつら俺の邪魔したいだけだろ絶対。
ほんと、そろそろ構って欲しいよ。

「あー…?何で?」
「何でって…」
さすがに俺も落ち込むよ?俺はお前の恋人だよね?えっ、俺の勘違い?

「ふっ、ふふふ。おまっ、その顔、はははっ」
「あ?」
「ったく、人払いしたからもう誰も来ねーよ?」
「へ?」
「俺を構ってくれねーの?」

俺の側によってきて首を傾げて可愛い顔して言ってきた。
あー、もう。どうしてこんなに俺を喜ばせる方法を知ってるんだよ、十四郎は。

「あぁ、構ってやるよ。十四郎だけ、特別に。」

やっぱり、可愛い君には敵わない。惚れた弱みって奴かね、これが。

END.

SETSU様!大変遅くなってすみませんでした!リクエストの主旨にそえたでしょうか?
では、リクエストありがとうございました!





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