短い夢

□【笑ってはいけない】日本の使いやあらへんで【バス内】
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出発し5分ほど経った時

キキィ、とバスが停車する


室「あ、止まった」

寺「誰か乗ってきたぞ」

城「……三雲?堀?」



乗り込んできたのは東京Vの二人

ただ違う所をあげるならば二人ともどこぞのヤーさんみたいな格好だ



持「何してんだ…」

秋「小室、絡んでこいよ」

室「い、嫌っすよ!なんスかそのフラグ!!」

寺「二人共めっちゃ志村見てるな…」

志「照れるな」

寺「訂正する。めっちゃ志村の格好見てるな」



笑いたいのを我慢してるのかうつむいたり顔を背けたりしている三雲と堀

そんな事を繰り返していたら次のバス停に



岩「…なんか見たことある人影が…」

星「奇遇だな、俺もだ…」


プシュゥと扉が開きコッコッとハイヒールらしき音を響かせ乗り込んできたのは



全員「ブッハッ!!!wwwww」


川崎がキャプテン、近藤だった


デレーン(効果音)
「『全員、アウトー』」

星「卑怯だろ!!近さんに何やらしてんだ!!!」

寺「何で近藤はノーリアクションなんだよ!!!っくく…!」

岩「に、似合って…」



どこぞのOL風の佇まいの近藤をよそに次々尻を叩かれる代表陣


持田に至っては涙目だ



城「で、何でアイツはあぁなってるんだ?」

持「ガ〇使だからねー、しっかし近藤くん似合ってるわー」

室「っふ…!!」

デレーン(効果音)
「『小室、アウトー』」

室「えぇ!!?こんなんでっスか!!?」

秋「どんまい小室」

室「社会って厳し、った!!!」

スパンといい音を響かせ黒ずくめの叩き隊が戻っていく



そんな小室達に注目していた隙に女装近藤が東京Vツインズに絡まれていた


三「ってー、おいお姉ちゃん、肩ぶつかったんだけど?」

堀「折れたんじゃね?慰謝料請求しないとなぁ」

近「なんの話だ、ですか」


雰囲気が変わったのと同時に三人に注目する代表陣


面倒くさいなと顔をしかめる



秋「小室止めて来いよ」

室「なんでいつも俺なんスか!!!」



そうこうしてる内に三雲が近藤の肩をガッと掴む

その瞬間、ギラと目が光った岩淵が三雲の肩に手を掛ける



三「は?」

岩「その手どけなかったらテレビとか関係なくお前の恥ずかし暴露話を持田さんにしてもらう」

三「はぁっ!!?」

持「お?マジで?三雲の恥ずかしい話かぁ、やっぱ合宿の温泉でタオ…」
三「だぁぁぁあああい!!!!離した!!!離したから止めて下さいっス!!!つーかこれ俺らやれって言われて…何でもないっス!!!!!」



青ざめた顔で持田に懇願する三雲とそれを恐ろしいものを見る目で見つめる堀


その横で岩淵が近藤に話しかけていた



岩「大丈夫でしたか?」

近「あ、うん…てか、これやらせだからね…可哀相に三雲…」

岩「やらせでも…近藤さんが困ってたし…」

近「岩淵…」

岩「近藤さん…」

平「はい、終了ー。お前ら端からみたらオカマバーに間違って入ったサラリーマンとその女将だぞ。」

近「失礼な」

平「近藤、お前よく着たよな。それ。」

寺「まぁ似合ってるっちゃ似合ってっけどな」

室「寺さんが女装趣味に…」

寺「目覚めねぇよ」




近藤を囲んでワイワイ話していると次のバス停に到着


近「あ、俺らここで降りるんだ。行くぞ三雲、堀ー」

三「うぃす」

堀「はいっス」

寺「立場逆転してんじゃねぇかいいのかアレで」


プシュゥとドアが閉まり一緒に降りようとしていた岩淵を寺内が首根っこを掴んで止めた



寺「何降りようとしてんだ」

岩「いや、近藤さん写メり忘れたなぁって」

寺「馬鹿か」



そうして走ること10分




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