神様はとんでもない者を落としていきました

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ぱぱ、っと寝間着を着替え外着に着替える

あんなだらしない格好を今まで人に見せていたのかと思うとゾッとする


着替えを済ませ1階に降りるとリビングの広いテーブルに並んで座る武将たち

毛利さんだけソファに座ってる

スゲェなこの人


「外に行くのか!?」
「あ、はい」
「俺を連れていけ!」
「あ、ずりぃぞ政宗!雅ちゃん俺も行きたいー」
「某も!」
「旦那が行くなら俺もー」
「ちょちょ、ちょっと待って!!」


わいわいし始めた武将たちを黙らせる


エンジョイしすぎだろ。
緊張感持てよ。


「連れていくのは、一応皆さん全員連れていこうと思います。留守番してもらうのも怖いので…」
「本当か!coolだな!」
「いえー。そこでですね、はぁ……」


武将たちの顔を見てため息をつく
さっきからため息しかついてない
幸せ逃げまくってる


とりあえず一番近くにいた真田さんの腕を触る


「ぬぉおお!!?は、破廉恥!!」
「はぁ?」
「雅ちゃん勘弁してやって。旦那耐性ないだけなの。」
「無さすぎだろ!」


思わず叫ぶ
なに、武将って女の子侍らしてるもんじゃないの!!?

腕触るのアウトなの!??


混乱していると佐助さんから困ったように話しかけられる



「で?なんで雅ちゃんは旦那の腕触ってんの?」
「あ、あぁ…服、着れるかなって…」
「服?」


一見細身の真田さんでも結構な腕周り


お父さんの洋服、合わないだろうな……



「仕方無い…じいちゃんの着物引っ張り出すか…」


私だけ立ち上がり故祖父の部屋に行こうとすると待てがかかる



「…俺様も行く。」
「…いいですよ、こっち。」



なんとなく警戒されていることがわかった


そりゃそうか


未来の武器なんて持ってこられたら困るだろうし


いや、家にそんなもん無いけど



残してきた武将達が気になりつつじいちゃんの部屋の和箪笥を開ける


「…これ、最近クリーニング出したばっかだから綺麗ですよ。」
「凄いね…雅ちゃんはお金持ちなの?」
「は?全然。金持ってたらもっと都会に住んでます。」
「でも、この着物凄い良い生地だよ?」
「じいちゃんの趣味だったんです。着てあげる人もいないし武将さん達に着てもらうほうがいいんじゃないですか。これ、持ってってください。」
「……そう、これだね、わかった。」




適当に着れそうな着物を物色する


問題は長宗我部さんと前田さんと片倉さんだ


「あの人達の着れそうな着物……うー…いっそ袴…やばい集団だわ、だめだ………ん?」



最後の引き出しを開けると入っていたのは少し大きめの着物


「じいちゃんナイス…一応全部持ってくか。」


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