novel

□記憶のカケラ(ナツ視点) 玲於奈さんからのリク
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オラシオンセイス(六間将軍)との戦いが終わり、今は一時の安息の時間が流れている

 だが、ナツの心ははれていなかった。
  
  ジェラールの記憶が戻らないのだ

ずっと会いたくて会いたくて、恋焦がれていた人が今では自分の事を覚えていない・・・
やりきれない想いに胸が締め付けられる。

「ジェラールはこれからどうするんだ?」

「わからない」

「そう…だよな、記憶がないんだもんな」

「…怖いんだ…記憶が戻るのが」

うつむいたジェラールの体はわずかに震えていた・・・

「俺がついてる」

そう言うと驚いたようにジェラールが顔を上げる

今の俺にできるのはジェラールを支えてやる事だけだから・・・
記憶がないのならば、また初めからやり直せばいい

新しい思い出を作っていけばいい

     だから今は・・・

「また憎しみ合ったとしても、俺にはお前を 放っておくことなんてできないから…」

   俺の気持ちを聞いてほしい

「俺は・・・」


 ******

あとがき

すごい遅れてしまい申し訳ありません!!
しかも続きものになってしまいました・・・
これから、ジェラール視点とラストを頑張って書いていきたいと思います。
 

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