novel
□記憶のカケラ(ナツ視点) 玲於奈さんからのリク
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オラシオンセイス(六間将軍)との戦いが終わり、今は一時の安息の時間が流れている
だが、ナツの心ははれていなかった。
ジェラールの記憶が戻らないのだ
ずっと会いたくて会いたくて、恋焦がれていた人が今では自分の事を覚えていない・・・
やりきれない想いに胸が締め付けられる。
「ジェラールはこれからどうするんだ?」
「わからない」
「そう…だよな、記憶がないんだもんな」
「…怖いんだ…記憶が戻るのが」
うつむいたジェラールの体はわずかに震えていた・・・
「俺がついてる」
そう言うと驚いたようにジェラールが顔を上げる
今の俺にできるのはジェラールを支えてやる事だけだから・・・
記憶がないのならば、また初めからやり直せばいい
新しい思い出を作っていけばいい
だから今は・・・
「また憎しみ合ったとしても、俺にはお前を 放っておくことなんてできないから…」
俺の気持ちを聞いてほしい
「俺は・・・」
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あとがき
すごい遅れてしまい申し訳ありません!!
しかも続きものになってしまいました・・・
これから、ジェラール視点とラストを頑張って書いていきたいと思います。