※しょうもないです。
今日はクリスマスです。
「と、いうことでしようか綱吉クン♪」
「いきなり何だよバカ！する訳ないだろ！」
「ん〜♪僕といえば…やっぱり鬼畜系？」
「話聞け！鬼畜系って何だよ！っていうかうわあああ近寄るな変態！」
「それは褒め言葉だよ綱吉クン。じゃあご期待に応えて……淫語めいっぱい言わせるんだけど結局バカにしたように笑って、その後はイかせなようにした上で色んな玩具使ってめいっぱいイジめて、最終的にはもう我慢出来ない白蘭のおち○ぽ欲しいよう！って自ら腰振ってはぁはぁしながら言ってもらってからめちゃくちゃに突き上げてあげるから一緒にイこうね綱吉クン♪」
「ネタバレええええ！先に全部言っちゃうなよバカああああ！」
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「うわあああっ！？」
「どうした、ツナ」
「でぃ…ディーノさんっ！？」
飛び起きた綱吉は驚愕した。
隣にいるのが白蘭ではなく、ディーノだったから。
「ツナ、今日はクリスマスだな」
「そ、そうですねっ」
何だか嫌な予感がする。
ディーノは白い歯を覗かせながら、いつもの爽やかな笑みを浮かべた。
「だからしようぜ！」
「びっくりした！本当に予想通りの展開でびっくりした！」
「やっぱりオレはあれか？甘くて蕩けるような感じのやつか？」
「ちょ、やめて下さい！ディーノさんはそんなこと自分で言わない！」
「あとオレ…ツナのために、今回は２週間シャワー入ってねぇからな！」
「ぎゃああああ！聖なるクリスマスまでそのネタ引っ張らないで！もう忘れて下さいディーノさぁぁぁあん！」
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「うわああっ！？」
「…大丈夫？ツナ君」
「エエエエエンマ君！？」
飛び起きた綱吉は更に驚愕した。
隣にいるのが今度はディーノではなく、炎真だったから。
「うん…ツナ君…今日はクリスマスだね」
「ちょっと待って！エンマ君待って！」
すごく嫌な予感がする。
しかし炎真は綱吉の制止を振り切ってはにかむような笑みを浮かべた。
「…する？」
「いやああああ！デジャブいやあああ！」
「僕だったら、甘いのも鬼畜なのも出来るよ？ねぇ、どっちがいい？」
「ねぇじゃないよ！どっちっていうかどっちでもないよ！」
「そっか。……うん、じゃあ触手出そう。僕頑張ってみるね…！」
「何で！？ねぇ何でそっちいっちゃったのエンマ君！？」
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「ひいいいいいっ！」
「アハハ、すごい声だね。おはよう綱吉クン♪」
「こんな日に何悪夢なんか見ちまってんだよ、ツナ」
「ツナ君…だいじょうぶ？」
飛び起きた綱吉は今まで一番驚愕した。
目覚めた視界の中に、三人がいっぺんに映り込んできたから。
「あれ！？ええっ！？夢っ！？あ……オレいつの間にか寝てたのか…ってええええええ！？」
そして綱吉の驚愕は続く。
寝る前まで確か普通だったはずの自分の部屋が、すんごいことになっていた。
部屋の中央には天井を突き破らんばかりの大きなモミの木が置かれて、それを煌く大量の宝石が彩っている。
部屋中も、様々なイルミネーションでキラキラと飾り立てられていた。
そしてゴージャスなソファーやテーブルが狭い部屋を占拠して、テーブルの上には豪華な食材がめいっぱいに盛られている。
「折角だからな。本場のモミの木運び込んでツナの部屋を完璧に飾り付けといたぜ！」
「この素晴らしいディナーは僕特注だから、ほっぺが落ちちゃう位美味しいはずだよ。食後には、クリスマスケーキ風のウェデングケーキも用意してあるからね♪」
「僕はお金あんまりなかったから…ツナ君にこれ…」
炎真がおずおずと綱吉に渡してきたのは、サンタの衣装だった。
思いっきりミニスカの。
「白蘭、ディーノさん、エンマ君…」
それでも、綱吉は感動していた。声が震える。
自分のために、三人がそれぞれ準備をしてくれたことに。
普段はあんなに仲の悪い三人が、御揃いのトナカイの角まで付けて。
視界が滲む気配に、綱吉は思わず唇を噛み締めた。
「好きだよ♪綱吉クン」
「好きだぜ！ツナ」
「好き…ツナ君」
けれど、３人から順番に頬への優しいキスと大切な言葉を渡されれば。
綱吉の視界は、じわりと滲んでいった。
そのまま急いでサンタの上着をすぐにはおって、満面の笑みを浮かべる。
頬は、もう熱く赤くなっていた。
「オレも、３人のこと…好き…ホントに、ありがとっ！」
綱吉につられたように、３人も嬉しそうに笑みを浮かべて。
今度は順番に、綱吉の唇へキスを渡した。
キスのプレゼントが終わると、早速グラスに美しい色のシャンメリーを注いでいく。
それをそれぞれの手に持って、４人はグラスを重ねあった。
カチャン、と心地よい音が響き渡る。
『メリークリスマス！』
幸せな言葉と一緒に。
(((本番は夜だけど！)))
happy Merry Christmas!!!!