お払い箱

□KOG48・4
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冬「皆さん、新曲ができましたよ」

半「曲出すペース早いな……」

春「前回は4人センターでしたが、今回は2トップでいきます!」

冬「更に目立ちます(ニコッ)」

円「何か冬っぺがコワイ」

鬼「お前にもそんな感情があったのか」

風「円堂をバカにするな!」

豪「バカにはしてないと思うぞ」

冬「じゃあ、お父さん。お願い」

久「あぁ。お前たち、よく聞け。新曲はコレだ」


『咲きたかった』


バ「(ピクッ……)」

立「咲きたかった? 花を題材にした歌でしょうか?」

綱「咲いたー咲いたーチューリップの花が〜ってか?」

立「わぁ、綱海さんやっぱり歌うまいですねぇ」

佐「何だあの無駄なほわわん空気」

源「平和だな」

ガ「チューリップ……(じー――)」

茂「……(チラっ)」

基「あは、チューリップかぁ」

バ「てめぇらフザケんなぁああ!?ガゼルっ、てめぇはじとーっと見てくるなぁ!!ヒートは気を使い気味にチラチラ見るなぁ!!グランに至っては俺の頭を撫でるなぁぁああ!!!!」

照「落ち着くんだ、バーンっ。誰も君の真っ赤なチューリップのような頭がチューリップみたいだなんて言っていない!」

バ「今てめぇが言ったぁあ!!」

ギャアギャアと喚くバーンをよそにプロデューサー二人は話を進めていく。

冬「この曲は二人センターなのであと一人主役がいます」

円「おぉ、誰だ!?」

鬼「悪いが何となくわかってしまった」

風「右に同じく」

豪「…………」

春「もう一人は、豪炎寺さんでーす!!」

円「豪炎寺!?んー、言われてみればチューリップに見えなくもないな!」

豪「やめろ円堂、本気で傷つく」

不「ハッ、ざまぁねぇな、エースさんよ」

豪「黙れ頭頂部スズラン」

不「……」

壁「ご、豪炎寺さんが……」

木「こりゃ触らぬ神にたたりなしかな」

松「触らぬ髪じゃない?」

成「うまいっ!」

豪「ファイアトルネー――ド!!」

松成「「ギャァァアアアア!!!」」

鬼「豪炎寺、諦めろ」

豪「鬼道……」

風「あれ何かデジャヴ」

バ「おいコラ豪炎寺修也!!てめぇ、一人だけ逃げようったってそうはいかねぇからな!!」

豪「逃げる? 心外だな。そうまで言われてやらないわけにはいかないな」

円「豪炎寺、カッコイイぜ!!」


炎のストライカー二人が腹を括ると、各々自身の練習へと入っていった。





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