何気なく開いたアルバム。一枚の写真に目を奪われた。「全部捨てたハズなのに…」ため息と共に出た言葉。それとは裏腹に目から流れた涙。悔しさと懐かしさとが入り混じったこの涙に一瞬時が戻った気がした。あの頃、確かに君はいた。私の隣にいてくれたんだ。『好きでした…』君を振った後悔と共につぶやいた言葉は届く事なく消えていった。写真だけを残して好きでした、好きでした2010.05.21