詩A

□僕が消えても
1ページ/1ページ

たとえいつか
僕が消えても

僕のことを忘れないでいて欲しい
心の片隅に記憶の欠片を
そっと残しておいて欲しい

君の中の一番になりたとか
どんな時も考えていてもらいたいとか
そんな我儘は言わないから

僕との思い出を
僕という存在を
君の中から消さないで



そして

悲しまないで
嘆かないで

僕が消えても

君の中で
生きていられるなら

僕は―――





END

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ