詩A

□戦の世で
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目の前にあるのは
生きるか死ぬかの戦場

飛び散る緋
その色から目を逸らす隙も
その臭いに顔をしかめる暇も
すべてが命取りとなる

それでも進もう
大切なものを守るために



手に入れたのは
名誉ある地位

愚かだった自分
あの教えの意味も
あの決断の理由も
今ならば理解できる

この瞳に誓おう
二度と過ちは犯さないと



未来のために
やるべきことをやろう

誰かにとって
悲しい結末だとしても
たとえ辛くとも

自分にできることを
するしかないのだから





END
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