詩@

□そしていつしか時は過ぎ
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僕等が出会ったのは

やっぱり春



桜が散り始めた頃だった



出合いと別れの季節の中

彼女だけは

他人とは違う雰囲気を纏っていて

僕は心惹かれた



だけど何と声を掛ければいいかわからなくて


だから

最初の会話は彼女からだった



彼女の頭に

ついて行けないこともあったけれど



僕等は

着実にその距離を縮めていった
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