魔法陣グルグル外伝
□北の町へ。ダンジョンに行こう。
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その晩。
『ちょっといいですか?』
ザザたちが現れ、魔法を見たいと言ってきた。
「さきにくーちゃんからどうぞ。」
『えー、うん。』
『ほぅ…魔法陣を書くのですな』
『危ないから下がってて』
すると、火が潜っていた。
『早すぎる…』
ククリがおかしいなぁと思っていたら
「つぎは私。昔、目眩ましに使ってた技を…ポーリー」
魔法の花火があがった!
『おお!』『きれーい』
かなり感心していた。
「下級の雑魚はこれにびびって戦利品をおいてたちさるわ」
どや顔しては
「魔法使いじゃなくても支援をうければ使える中立魔法のひとつよ。」
と、説明した。
『ほんとですか!?やりたいです!』
ザザがノリノリにのってきた。
「まぁ、ダンジョンに行くときにでも」
『いま、やりたいです!』
きりっと近づいて
「仕方ないなぁ。スペルエンハンス&アスティオン」
唱えるとザザの体が光り
『ポーリー!』
【ザザは言うまでもなく先程の呪文を唱えた!】
花火があがった。
それだけなのにいたく感動していた。
泣くほどに。
『おにいちゃん…』
ミグが引いてると
『僧侶になれる呪文はないですか?』
『それなら格闘家になれる呪文はー?』
「僧侶はちょっと難しいけど、格闘家なら、早さをあげて攻撃力と命中率をあげればなんとか。」
『あ、俺がやってもった奴か!』
ニケが言うと
『やりたーい!』
「ダンジョンにいかないと…」
『じゃあ、明日のダンジョン攻略に参加してもいいよね!』
『自分も行きます』
『じゃあ、僕も見学しにー』
これはややこしくなりそうと感じたニケだった。
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