free!夢小説

□皆で旅行
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着いてから一日目。

渚がわかなと話してる間、
凛は、はるかを海辺に呼び出した。

『はるかはさ、わかなのこと好きだろ』

渚は血縁者だからともかく、真琴はそぶりを見せないからともかく、はるかにはもろもろの意味でライバル心を持っていて。
腕を組ながら聞いた。

『そういう、凛こそ…』

ぼそっと、はるかが言い返し

『じゃあ、勝負しようぜ…負けたら身を引いてよ。』

『負けないけど…』

凛の言葉に対して、まず泳ぎで負けることはないときっぱり言い捨て

『やってみないと分からないだろー!』

凛は闘志を燃やして、どうしても勝負したいらしい。今回は不純な動機だが


『わかった。15分後に集合で』

内密に勝負することになったらしい。


着替えて勝負フィールドは海辺。プールとは重さが違うものの最近よく行くので問題なく。

各々得意な泳ぎで勝負するふりーにすることとし早さを競った。

微妙な差で凛が負けてしまった。。。


凛は絶対勝てると思ってて結構練習をつんだつもりだったので、あまりの悔しさに涙目になった。

『泣くなよ。とったりしないから』

はるかは困っていてとりあえずそう言ったが

『そういう問題じゃねぇ…自分から担架切っといて…これじゃあ…』

ぽつりぽつりと話して、余程ショックだったらしい。今にはじまったことじゃないが、涙が止まらず


そこへ、渚たちが凛ちゃんとはるちゃんが居ないことに気づきどうせもう泳いでるんだろうと思ってきてみれば
凛が泣いていたため

『なにがあったの?』
わかなはそう思ったが

渚は『あー!もう先に泳いでるなんてずるーい!』
観点がちがうみたいだ。


『あれ?なんで凛ちゃんが泣いてるの?』
今更気づいた渚は凛の顔を覗きこんで。

『ばっ…見んじゃねぇ…』
まだ涙が止まらなかったが、あせって目を腕で擦り

はるかは気をきかせて凛が自分との勝負に負けたことは特にいわずに無言で海に入っていった。

『ずるーい!ぼくもー』
すでに着込んでたらしく上着を脱ぎ捨て、はるかを追う


『渚ったら…こんなとこに脱ぎ捨てて』
まことは、拾いにいったときについでに
『凛、大丈夫?』
思わず心配し

『大丈夫。。。』
凛はそれだけいって、涙を誤魔化すためにゆっくり海に潜っていった。

わかなはというと天気がよく暑かったのでポカリ飲んでたがやっぱり暑かったので、浮き輪つけて海に浸かっていた。


『あ、おねえちゃん!めずらしいね!』

渚がそれに気づいて、泳いで近寄ると

『おしてあげよっか!』
笑顔で言った。

因みに凛ちゃんはショックから立ち直れてない。

「うん。」
凛ちゃんが気になるものの、渚と普通に遊んでいた。

はるかはというと水に浸かるだけで水が友達になるためぼっちを楽しんでいた。

まことは浸かりつつも周りを見ていた。


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