涼宮ハルヒの遭遇
□02.例の一週間
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私は結局ハルヒちゃんにお世話になることにした。
ハルヒちゃんは利便さを考えて安い幽霊アパートも借りていて、借宿のそこに泊めてもらっていた。
「それじゃあ、実家に荷物があって此処はめんどくさいときに泊まる借宿なのね?」
『ま、そういうことよ。不気味だけど、不思議スポットだし気にしてないわ。』
私は部屋の質素な様子を尋ねて帰ってきた言葉に対して驚きながら確認した。
どうやら、幽霊が出ても金縛りにあってもポルターガイスとが起ころうとも動じてないらしい
「ちょっとどころか…凄く不気味…でも、此処は微かだけど魔力が一番濃いめ。だから、回復にはもってこいかも…」
幽霊などの頂上現象を起こす念は魔力として吸収可能らしくびくびくしながら言って
『すぐ慣れるから安心しなさい!害はないみたいだし、回復が簡単なら尚更よ!』
ハルヒはギンギラギンという感じに言って
「う、うん…一応流しとコンロがあって隣に銭湯だし共同でもトイレもあるし…住めるには住めるんだろうけど。」
テンション低めに納得した。
『因みに此所の住民6部屋中、今は二人だから快適よ。』と微笑めば
『んで、下の階の端には自称巫女だか陰陽師だかが住んでて自分の部屋の安全を確保してるらしいのよ。』と他人事の様に近隣を説明すればむぅと呆れたように
『他の連中は住んでは1日で恐怖におののいて出ちゃうのよねぇ…いくじないわ』
「…」と色々な意味で黙るしかなかった。
因みにハルヒはオカルトが好きな訳ではなくて実際に体験可能かつ、家賃2000円でワンルーム築50年の珍しさで居着いていた。
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