零崎叶織の人間人生―ニンゲンライフ―
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土手についた瞬間に、刹那は数人の男に囲まれた。
「…これは?」
「ふふふ、男相手じゃぁ、もうどうしようもないでしょぉ？ね、先輩、お話しましょ♪」
「結構綺麗な子じゃねーの。なぁ、ヤっていいんだよな？」
「もっちろぉん！お願いねぇ♪あ、でもある程度いたぶっちゃってからにしてね？」
「あぁ、わかってるさ」
下品な笑いをして男たちは刹那に詰め寄る。
刹那は恐怖で怯えた表情に“なる”。
「や、やめ…こないで!!!」
「あははは!!姫にはむかった罰よぉ!!」
「お譲ちゃん、大丈夫、ちょっと痛い思いしたらすぐ、気持ちいいことしてやるから♪」
「近づかないで!!」
笑い声が響く。
「じゃ、まず俺から!!」
一人の男が刹那めがけて殴りかかった。
が、その拳は刹那に当たることはなく、代わりに男に襲うのは一瞬の痛み。
そして…
ゴトリという音を立てて首が落ちた。
あがる血しぶき。あがる悲鳴。
「キャァァァァァ!!!!!」
「「「「なっ!!!」」」」
「だから、」
先ほどとまったく変わらなくたっている刹那が狂気に満ちた顔で微笑む。
「近づかないでって言ったのに」