DREAM


□素直じゃない 神田
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「ちっ」


え?いきなり舌打ちが聞こえた?
気のせい気のせい!

では、読者のみんなに私が今いる場所について説明するね!

ここh「…おい」




え?黒ぱっつんが話しかけてる?私に?
気のせい気のせい!


「…」



じゃあ改めて

ここは黒の教団本部。エクソシストが数人いて、私みたいなファインダーがたくさんいるよ!!


「……おい」


あ、エクソシストってi「おいっ」



『…何か用でございましょうか神田エクソシストこのやろー様』

「…お前エクソシストに恨みでもあんのか」


『いえ、神田っていう馬鹿1匹に恨みを持たせていただいております』



「……今馬鹿にしたのか」

『さあ』




では改めt「さっきからどこ見て喋ってんだてめぇ」




『もぅ!うるさいですよバ神田さま!』
「刻むぞ…っ」
『どうもすいませんでしたああああっ!』




びっくりした。六幻抜きやがったこいつ…。
なんて大人気ない。



「お前、この状況分かってんのか?!」


『ええ。(アンタじゃないんだから)分かってますよ。
レベル4が黒の教団を襲ってきてますね。
まったく、昼寝すらさせてくれないなんてどうかしてます』


「どうかしてんのはてめぇの頭だろうが…っ」


ま、失礼な。




…でも、タイミング悪いよ…AKUMAってば……。



『あぁあっ。誕生日に死んじゃうのは嫌だな〜』


苦笑いを見せて神田さんにつぶやいた。

ここに来る時にそれなりの覚悟はしていた。

ファインダーなんて仕事、命がいくつ在っても足りやしない。







でも、誕生日って…私のお母さんとのたった一つだけの絆だったから…


『今日で…さよならしちゃうのかな…』

「…」



神田さんはだまって聞いていた。
この人のことだ。本当は一番乗りでAKUMAを斬りたいだろうに。




ふと、聞こえた。


「         」




『…えっ』



振り返ると、神田さんは後姿を見せ付けて去っていった。

大きく、頼れる、広い背中を……











おめでとうって言ってやる



(だからそれまで生き延びとけ。)
(素直じゃないなぁ。)
(仕方ないから生きててあげる。)
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