long dream book

□お風呂
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しばらくして、万理子おばさんが私のために部屋を用意してくれた。


万理子「ハイ!!ココが葉月ちゃんの部屋よ!!何か困ったことがあったら、すぐ言ってね。」
葉「ありがとうございます!!」
万理子「ソレと、さっき夏希がお風呂あがったから、入って来ちゃってくれるかしら〜」
葉「ハイ。」

万理子おばさんは忙しそうにパタパタと走っていった。


…ハイ…なんて言っちゃったけど…この家広すぎて、お風呂どこかわかんないよ…。


とりあえず…いろんなトコまわってみるか…。


私は、ゆっくりと歩き出した。

しばらく見て回っていると、見覚えのある所に出た。


ココ、納戸の近くだ…。どうせなら佳主馬にお風呂の場所教えてもらおう。

私は小走りで納戸に向かった。


納戸につくと佳主馬が無防備な姿で寝ていた。パソコンも開いたまま…。



やっぱりこうして見ると、キレイな顔…。
カッコイい…。


ってこんなコト考えてる場合じゃないや。


葉「佳主馬!ねぇ佳主馬!!!」
と私は佳主馬を揺すった。

佳「ん…な…に?」
と少し不機嫌そうに言った。
葉「パソコン立ち上がったままだよ!!」
佳「ホントだ…。」
と、眠そうにパソコンの電源を切った。
葉「ソレと…お風呂の場所、教えてほしいんだけど…。」
佳「ん…いいよ…コッチ。」
と目をこすりながら、私を案内してくれたのだが……。



佳「あ…まちがえた。」
どうやら行く方向をまちがえて、風呂の真逆にきてしまったらしい。
佳「ゴメン…。」


と、また歩き出し、やっとお風呂場についた。

葉「アリガト!!佳主馬!」
佳「どういたしまして…。」
すると、佳主馬はノロノロと納戸に戻っていった。
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