long dream book

□喫茶店
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〜佳主馬目線〜


あの 彼女と出会った日から数日…。僕んちには健二さんと夏希姉が泊まりにきていた。


数日経った今もモヤモヤしたキモチは変わらず、ずっと晴れない…。

また…会えるのかな…。
健二「ん……まくん…佳主馬君っ!!」
ぼーっとしていたらしく、名前を呼ばれて、我に返った。
佳「け…健二さん…ゴメンなんだっけ…。」
健「だから、ココは、てんびんを思い浮かべて、両方から、10gとって、それを2で割ればいいんだよ。」
そういえば、健二さんに数学教えてもらってる途中だった…。
佳「あ…あぁ…そっか…ありがとう。」
あまりわかっていなかったが、とりあえずお礼を言った。
夏希「佳主馬なんか元気ないようだけど、どうしたの!?」
と夏希姉に聞かれてギクッとした。別に自分がなにか悪いことをしたわけでもないのに。
佳「いや…ちょっと考え事。」
夏「あっそぉ……ねぇねぇ二人とも!!今からちょっと遊び行かない?」
健「ドコにデスか?」
夏「うーん…。お買い物行こうよ!!あたし名古屋のこと何にも知らないしさぁ〜」
と、夏希姉が言って、出かけるコトになった…。


しばらく、いろんな所を回って、疲れたと言う夏希姉のお願いで、喫茶店に入った。



各自飲みたい物を頼んで、話したりした。


喫茶店に入って、20分ぐらい経ったとき…。

店の扉が開いて、ある一人の女の子が入って来た。

最初は、特に気にしなかった。
でも、彼女が隣のテーブルに座ったとき、胸が跳ね上がった。


隣のテーブルに座った女の子は、この前時計台の前で出会った…菊池葉月だった…。


ナニコレ…!?ベタすぎるでしょ!!

体が熱くなっていく気がした。
すると夏希姉に、
夏「佳主馬?顔赤いよ?」
佳「え!?」
健「ホントだ、大丈夫!?」
佳「だ、大丈夫!!!僕ちょっとトイレ行ってくる!!!!」
夏.健「「いってらっしゃい…?」」



トイレに行って、鏡を見ると、真っ赤になってる僕の顔…。


どうしちゃったんだろ…僕……。
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