愛縁奇縁


□2.いきなり合戦!?
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写ってしまったんだろうか…
すごいこっち見てる、というか睨んでる…



「…………」

「…………」

「あんた、竜の旦那んとこの忍?」


…はい?


「いやいや!私はただの一般庶民ですよー。撮影中お邪魔して申し訳ありませんでした!すぐ、帰りますんで、いや本当…」


この人すごいな、役に入っちゃって…

私に忍者役なんてできる訳ないし、セーラー服の"くの一"なんて、どこぞの変態だ。



「あ!ちなみに旦那なんていませんよ。一応健全な現役女子高生だし」






「…怪しいな」

「えっ!もしかして女子高生に見えません?…うわー落ち込む」


迷彩の人は、どこから出したのか三角形みたいな変わった形の武器を構えた。


「ひぃっ!」

「あんた変わった着物だね…正直に言った方がいいよ、俺様あんまり気が長くないもんでねぇ」


いや、何を言えと!
役作りもいい加減にしろ!



「せ、制服です!わ、わ、私、決して怪しい者では…」

命の危機を感じ、思わず後ずさりする。



「じゃあ、何で逃げんのさ。やっぱりくの一か」

「くの一っ!?めっそうもな…」


うわ…まじでやばいよー超睨んでますよ
このままじゃ確実にコロサレル…



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