愛縁奇縁


□1.ことの始まり
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「え?」

気づけば、霧のかかったおかしな場所にいた


「……川?」


ふと前を見ると大きな川が流れている。
それに舟、向こう岸には花畑…


「うーん、これは完全に三途の川かな」

それ以外の選択肢はあり得ない。



しかもよく見ると………なんかいる。

舟のそばに鬼みたいのが……



「すみませーん」

『……………』

「あの、ちょっとお聞きしたいことが…」

『……………』


「耳遠い『なんですか』…わけじゃないか」


さんざん無視したあげく、突然振り向いた鬼は…なんていうか…近づいてみると小さくて…とても怖くはなかった。


いやむしろ




か、かわいいっ!



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