short


□元親くんと元就くん@
1ページ/1ページ





ある日元親くんは考えました。

「毛利の野郎を手っ取り早く倒すにはあれを奪うしかねぇな!」




ある日元就くんは考えました。

『長曾我部を黙らせるにはあれを奪うしかないであろう』





―――次の日

「よう、毛利!悪いが輪刀を貸してくれ」
『長曾我部よ、我に長槍を貸すがよい』

「『……………』」



(あ゙?なんでこいついきなり…)
(鬼め…これでは我の策略が…)


「お、おぅ…ほら持ってけよ」
『き、貴様の馬鹿力で壊すでないぞ』






結局、元親くんは輪刀を、元就くんは長槍を持って帰りました。






――――長曾我部家

「狭っ!なんだよこれ…入れねぇ」


(毛利は確か、中に入って使ってたよな…
フラフープみたいな感じで…)

無理矢理片足を入れてみたものの…


「くそっやっぱり入れねぇ!」




(おい!見ろよーアニキがフラフープで遊んでるぜ!)

(いや、アニキ…入れるわけないッス)










―――――毛利家

『な、なんなんだこの重さは…』


(鬼は軽々と振り回していたではないか…
やはり栄養が全て筋肉にいっておるのか)

まずは持ち上げてはみたものの…


『か、肩が潰れる…』




(元就様がものすごい形相で何か担いでらっしゃる!)

(ま、まさか元就様が筋トレ?)









お互いの武器を奪うはずが、なぜか物々交換になってしまった2人。


慣れない相手の武器を扱いつつ思ったのは



「『あいつ…すごいな…』」






ー完ー

.

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ