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□後
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軽く頬にキスを落とす


ピクッ


やっぱこれくらいじゃ起きないか

これならどうだろう

耳元で低く甘く囁く



なまえ、好きだよ



少し息を漏らしもののまだ続けてる

本当に僕を困らせてばっかだね君は・・・

軽く腰に腕をまわし僕の方へと引き寄せた




「・・・もう無理!!!!!!!」

ドスッ

「くっ」



僕の腹を思い切り蹴飛ばし立ち上がった



「いったい何がしたいのよ!?」

「ねえさっきの答えはなんなの?」

「わたしの質問スルーですか」

「ねえなんで?」



立ち上がり少しずつなまえに詰め寄る



トンッ



壁まで追い込みなまえとの距離は僅か数センチとなった



「いい加減言ったら?」

「・・・」



プイッと僕の目から逃れようとするなまえ

そんなことはさせないよ




「聞いてる?」



なまえの顔を強引に僕の方に向かせた

その顔は紅く染まっていて

目は微かに潤んでいた

重い沈黙がしばらく続いた


僕が口をひらこうとしたとき




「あのね・・・」




沈黙を破ったのはなまえだった
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