マイハニー

□甘い罠
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宍「……おい長太郎」

鳳「はい」

宍「このイモムシみてぇな物体Xは何だと思う?」

鳳「かたつむりか亀並みの速度で地味に移動してますね。不思議な生物体に見えます」

宍「大体予想はついてんだけどよ、一応確かめてみるか」



朝目覚めると、ひんやりとした廊下の床を這う不思議な生物を見付けた


肌掛け布団に身を包み


ゆっくりゆっくり移動する


ツンツン突っついてみれば呻き声を発しながら威嚇する


思いきって肌掛けを剥ぎ取った


コロコロ転がされて現れたのは…




宍「やっぱお前かιこんな朝っぱらから何してんだよ」

鳳「おはようございます先輩♡新しい遊びですか?」

アイス「亮ちゃん、チョタおはよ〜‥遊びじゃないよ?旅に出てたの」

宍「あー昨夜は熱帯夜だったからな」

アイス「昨日はブンちゃんの所にお泊まりしてたんだけどね、夜中に暑くて目が覚めちゃって…此処に辿り着いたの〜」

鳳「Σお泊まり!?丸井さんじゃなくて俺の所に来てくれれば良かったのに…」

宍「そう言う問題か!」

アイス「此処はひんやりしてて気持ち良いから落ち着く‥」

宍「こんな所で落ち着くな!!」

鳳「そうですよ。俺が部屋まで連れてってあげますね+」


妖しい生物体はアイスだった


熱帯夜だったから涼を求めて廊下で朝を迎えた


宍戸と鳳に発見されて、お姫様抱っこされながら部屋まで連行



部屋で待ってたのは












不「何だアイスか」

アイス「何だ不二子ちゃんか」

滝「わっハモった!何か悔しいな」


紗奈華のベッドで寛ぐ不二とアイスのベッドで寝ていた滝が待ち受けていた


不「ねぇ紗奈華は?」

アイス「まだ戻ってないんだ?何処に逃げたんだろ」

滝「アイスは今まで何処に居たの?」

アイス「私?えっと‥」

幸「ブン太の部屋だよ」

滝「ええ!!一晩中一緒に居たの?二人きりで‥何もされてない?」

アイス「うん?」

宍「アイスだから大丈夫だろ」

鳳「ウチの子に限っててやつが案外危険なんですよ!アイス先輩はただでさえ無防備ですし」

宍「そうか。だったらアイス、むやみにお泊まりなんかしてんじゃねぇぞ?危ねーから気を付けろ」

アイス「気を付けるって何を?」

宍「‥心配の必用なし」


アイスに限っては喰われる心配なしだと確信した


不「アイスは帰ってきたけど紗奈華は?」

幸「探したんだけど見付からないんだ」

紗奈華「アタシなら此処よ」

ALL「紗奈華!!!」

アイス「紗奈華〜何処に逃げてたの?」

紗奈華「え?ちょっと‥ね、…」

アイス「?」

幸「………」


様子が何時もと違うが紗奈華も帰ってきた
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