マイハニー

□君が好きだと叫びたい
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〜side Y〜



仁「あ、紗奈華。ちっと話がある」

紗奈華「へ?ああ、うん」

比「…」



何時もは所構わずアイスさんに絡む仁王君


なのに、今日は何故か紗奈華さんを誘った


まさか紗奈華さんに心変わりしたのでは!?と疑ってしまいましたが筋違い


アイスさんと紗奈華さんを見る目が全然違いますもんね


…とか思考を巡らせてる場合ではありません


私、些か気になる事が…



比「アイスさん、ちょっと良いですか?」

アイス「うん?」

丸「え!?」


あ、明らかに嫌がってる丸井君


でも今日だけはすみません…アイスさんにどうしても伺いたい事があるのです


比「申し訳ありませんが少しの間だけ、貴方のお姫様をお借り願えますか?」

丸「は?アイスを何処に…って、オイ!」

比「ご心配なさらずに。では」

アイス「?ブンちゃん後でね」


少々手荒でしたがアイスさんの手を引いて連れ出す


丸井君、本当にごめんなさいι


暫し歩いて中庭へ



比「すみません、アイスさん」

アイス「どうしたの?紗奈華がニオくんに取られちゃったから?」

比「いえ。今日はアイスさんに用がありまして」

アイス「おおっ何か柳生くんが私に用事って初めてかも!何か新鮮」

比「ふふ、そうですね。紗奈華さんの事でちょっと…」

アイス「ん?」


ああ、純真無垢なアイスさんに根掘り葉掘り聞き出すのが若干心苦しいι


仁王君達はこの子のピュアで無邪気な所に惹かれてるのでしょうね


でも、私だって…



比「単刀直入に伺います。青学で紗奈華さんと仲良くされてたのは?」

アイス「皆仲良かったよ?」

比「え!?特に…は?」

アイス「んーと、不二子ちゃん!あ、リョーマと菊にゃんは紗奈華のもろタイプだからお気に入り」

比「やはり不二君…お気に入りと言うのもちょっとι」

アイス「可愛い〜ってハグしたりね、頭撫で撫でしてメロメロだったな」

比「ハグにメロメロ…」

アイス「あ、でも変な液体持って蓮二くんみたいにデータ取ってる人居るじゃん?」

比「乾君ですか?」

アイス「そうそう!紗奈華と一緒に仲良くドリンク作ってたよ」

比「仲良くドリンク!?」


ああ駄目だ…


聞いてるだけで嫌な気分になって凹んでしまう


紗奈華さんはとても魅力的な人だから仕方ないんですが…


アイス「皆綺麗だねって絶賛してた!流石は私の紗奈華+」

比「そう…ですね」


笑顔を絶やさず感じ良く話してくれるアイスさん


この子に悪気は全くない


寧ろ問い詰めたは私…紗奈華さんはやはり高嶺の花
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