マイハニー

□青春の液体X
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〜翌日〜


アイス「ありゃ日曜なのにその格好?」

紗奈華「あんたこそ」

アイス「ブンちゃんが絶対着てけって」

紗奈華「幸村の奴が煩いのよ。だから仕方なく…暑苦しいのよねコレ」

アイス「そっかー紗奈華もRジャージ着てみたかったんだね?」

紗奈華「はぁ?違うわよ。そんなんじゃなくて…アイスは愛されてるね?本当」

アイス「え?何に愛されてるの?私」

紗奈華「あ、いや…やっぱいいや」


嗚呼やっぱり鈍いんだよね、アイスは


ブンちゃんの想いが実る見込みは…暫くないかな?


それに、仁王君や赤也もこの調子だと先が見えないかも


この子の本命って一体誰なのかしら?




紗奈華「アイスを一人で行かせるのは何か危ないから付き合うわ」

アイス「マジで?わーい紗奈華が一緒なら心強い」

紗奈華「て言うか、青学にも可愛い子居るかもだし」

アイス「それ目当て?紗奈華らしいな」

紗奈華「いい子が居たら協力してよ?アタシのコレクションが増えるチャンスだし」

アイス「勿論!」


何てね、それも少しあるけど本当は


仁王君に頼まれたからなんだけど…













〜回想〜

それはアイスが罰を受けている時の出来事


幸「氷帝とは知り合いだったんだ?」

紗奈華「まあ昔のね」

幸「紗奈華のお気に入りって向日と芥川だったりして」

紗奈華「はっΣ何で知ってんの!?」

幸「俺はね、紗奈華の事なら何でも分かるんだよ」

紗奈華「何かキモい」

幸「え?だって愛してるもん」

紗奈華「げっ…止めてよ鳥肌立っちゃう」

仁「幸村はストレートに言うのう?相性も悪くないようだし何気にお似合いじゃ」

幸「でしょ?結ばれる運命なんだよ」

紗奈華「ウザい…アイツみたい」

幸「アイツ?」

紗奈華「‥何でもない」

幸「あ、紗奈華も明日はアイスについて行くつもりでしょ?だったらコレ着てよ」

紗奈華「はぁ?嫌よ暑苦しい。ブンちゃんのなら喜んで着るけど」

幸「紗奈華に付く悪い虫がこれ以上増えないように‥耐えられないんだ。着ないと襲うよ」

紗奈華「うっわーやったら殺す」

仁「悪い虫…」

紗奈華「仁王君?」

仁「紗奈華、明日は宜しく頼む」

紗奈華「ん?」

仁「アイスはとにかく誰にでも懐く鈍い奴だから色々と心配なんだが…」

幸「へぇ、仁王が心配するなんて珍しいね。そんなにアイスが気に入ったの?」

仁「誰にもやらんよ。アイスは俺の獲物ナリ…だから紗奈華、お前さんには是が非でも同行して欲しい」

紗奈華「任せて!アタシが代わりに護ってあげる」




ってな事があったのよ


あの仁王君が…ね、面白くなりそう
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