マイハニー

□初めてのお使い
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千「逃げなくても良いじゃない」

紗奈華「そっちが追いかけてきたから何となく」

千「こんな所に居るって珍しいね。それにその制服って…桃園は?」

紗奈華「色々あってね。じゃあアタシ急いでるから」

千「まあまあ久し振りの再会なんだしもう少し良いじゃん。何処に行くの?」

紗奈華「何処ってスポーツセンターとかスーパーとか」

千「え?紗奈華が行こうとしてる所って此処から大部離れてるよ」

紗奈華「へ?だって駅から南に15分って…」

千「こっからだど軽く一時間はかかっちゃうよ?その方向音痴もご健在だったか」


え?え?嘘でしょ?


幸村に書いてもらった地図通りに来たのに


思いっきり違う場所に出て来ちゃってるorz




千「ね、さっきから気になってたんだけどそのキ●ィちゃんって…」

紗奈華「へ?あ、コレ?アタシのお友達」

千「へぇー個性的なお友達だね。それ取って顔見せてよ」

紗奈華「あっダメ…」

『ダダダダァーン!!千石先輩見付けましたです』

『人を散々走らせといて何やってんだテメーは』

千「やっと来たんだ?2人とも遅いよ」



え?今度は何?


不純がアイスの被り物を外そうとしたその時


反対側から可愛らしい男の子と強面ヤンキー出現



『うわー綺麗な方ですね//』

『ああ、かなりの上玉じゃねーの。珍しく良い女引っ掛けたじゃねぇか』

千「あー違う違う。紗奈華はそう言うのじゃないから」

紗奈華「そうよ、勘違いしないでちょうだい。アタシはただの幼馴染みなだけだもの」

『幼馴染み?』

千「そうそう。紗奈華、この怖いお兄さんはあっくんで、こっちの可愛い子が壇君ね」

『誰があっくんだ(怒』

『もう亜久津先輩!紗奈華先輩が怖がるから止めて下さい』

『あ?つーかそれ…』

紗奈華「あっ」


何やらアバウトに紹介されちゃったけどアタシ的に今はどうでもいい


不意に強面君がアイスに気付いて近付いてくる


そして何の断りもなくキ●ィちゃんの被り物を剥ぎ取る


ちょっと待ってよ


アタシが折角隠したってのに…KYか!
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