マイハニー

□迷子の子猫ちゃん
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紗奈華「アイス、アイス」

アイス「…んぁ…」

紗奈華「大丈夫?」

アイス「あいたたι一体何にぶつかったんだろう…あ、ラビちゃんは?」

紗奈華「あんたがぶつかったのは多分アレ。シロウサギならあっち」

アイス「え?あっ、ラビちゃん」


軽く気を失っていたアイスが意識を取り戻した


起き上がるなりシロウサギの安否を確認



アイス「どうしようラビちゃんが動かない」

紗奈華「え?まさかの故障?」

アイス「うぅん充電切れ」

紗奈華「何だそれ」


頼みの綱だったシロウサギが動かない


こんな所にポツンと取り残されても困る



紗奈華「充電くらいちゃんとしなきゃ駄目じゃない」

アイス「ゴメンゴメン。てかさ紗奈華」

紗奈華「なに?」

アイス「このトンネルって凄くない?ト●ロみたい+」

紗奈華「あんたこんな時にまで何言ってんのよ」

アイス「ねぇねぇ探検しよ?」

紗奈華「は?」

アイス「トンネルの向こうは新世界かもしれないじゃん!ワクワクしちゃう」

紗奈華「新世界ってι変な所で好奇心旺盛させないで」

アイス「ダメ?だってシロウサギさんが導いてくれたトンネルだし〜アリスみたいに不思議の国に行けるかも」

紗奈華「あんたバカ?そのメルヘン思考ってどっから湧いて出るのかしら」

アイス「良いじゃん行こうよ!レッツゴー」

紗奈華「ちょ、待てって言ってもムダ‥よね」


シロウサギをリュックに入れて小さな子供みたいにアタシの制服の袖を引っ張るアイス


一度決めたら貫く


考えるより行動派なアイスを止めるのは無理ね


本当にトンネルの向こうは新世界?
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