A
□着信あり
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〜コツコツ組〜
恐怖の液体Xと闘う葵達とは逆にノルマに挑戦中の面々
見てないようで見ている紗奈華に目をつけられないように真面目に頑張っている
アイス「296、297、298…もう直ぐだよ!ファイト」
黒「既に足がパンパン…でもアイスの応援がありゃ頑張れんぜ!」
天「俺もアイスが居れば好調……好調先生!!プッ…」
黒「寒いっつーの。萎えるから止めろ」
アイス「あははダビちゃん天才♪」
亮「アレが面白いの?アイスのツボは不思議だね」
相変わらず寒くて極寒のダジャレを言うダビデに誰もか呆れる
だがアイスにはウケている
恐怖の液体に怯えずに済んでいる此方はのほほんと楽しくノルマ達成
だけども何かが足りない
アイス「皆お疲れさま!ゆっくり休んで‥あれ?そう言えば虎ちゃんは?」
黒「あーサエなら確か…」
『きゃー佐伯先輩がこんな近くに!今日も一段とカッコイイ//』
『サエ〜今日も頑張って♡♡』
『後で差し入れ持ってくね!それまで帰っちゃダメよ?』
『ちょっとズルい!あたしも持っていきます!!』
佐「ん、有り難う皆」
アイスが亮さんに夢中になってた為にフリーになってしまったこの男
あっと言う間に沢山の女の子達から囲まれている
黒「相変わらずモテてんなー」
亮「まあサエはフリーになったらヤバいよね色んな意味で」
天「あれじゃあノルマ達成は厳しくない?どうする?」
アイス「ちょっと行ってくる」
黒「アイス?」
大勢の女の子の相手に追われてトレーニング所ではない
脱落者の刻印を押される前にアイスが動いた
無数の女の子達を掻き分けて救い出す
アイス「虎ちゃん!」
佐「へ?アイス?」
アイス「何時もそんな感じでハーレム出来ちゃうの?」
佐「ん?まあ…うん、アイスが亮ばかり見てるからつまんないし?」
アイス「え?あーゴメンね?だからファンがイッパイ集まっちゃったんだ?」
佐「そうだよ。余所見しないで俺だけを見てなきゃダメじゃない」
アイス「だったら他の娘達に気を取られないように逮捕しちゃうぞ!」
佐「えっ」
黒天「Σダイレクトな拘束!?」
亮「クスッ…確かにサエは束縛する娘は好きだけど」
小さなヤキモチが原因でチヤホヤされまくっていた
そんな彼を玩具の手錠で捕縛
アイス「残り時間も少ないし女の子達ばっか見てるとメッだよ!終わるまで見張ってるから此処に居て?」
佐「う、うん///」
女の子達からの奪還に成功したアイスはそのまま手錠を近くの柱に繋いだ
完璧に自由を奪われているが本人は満足そうに拘束を悦んでいる
亮「…あれって喜んでんの?」
天「何か犬とか猫みたい」
黒「基本フリーにしたらダメな奴だからアレはアレで良いんじゃないか?」
何か嬉しそうなので、三人はご機嫌でスクワットする姿をそのまま見守った