A

□バスロマンス
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そして───



アイス「美味しい〜やっぱ甘いモノって最高♪有り難う大仏さん」

橘「ハハハ…喜んで貰えて本望だ(撫」

神「笑顔が切ない;;あんな橘さん見たの初めてだ」

杏「相当無理しちゃってるわよね。でもそれもお姉様への愛よね+」

紗奈華「ふふ、操作し易くて良いわよね♡ある意味気に入ったわ」

橘「残り残高50円…今月どうやって凌げば…」

伊「女って怖い…」


予想外の出費に火の車な大仏様を他所に幸せそうな二人


だけども僅かだが紗奈華の好感度上昇に繋がった


結果オーライ?





杏「はい到着!先輩達が目指してたバス停に着いたわ」

アイス「やったー到着♪思ったより早かったね、紗奈華」

紗奈華「そうね。短い間だったけど世話になったわね」

橘「気にするな。紗奈華、また逢えると良いな」

紗奈華「そう思うんなら会いに来れば良いじゃない」

橘「え?良いのか?」

紗奈華「まあ夏休み中は宿舎に居るし、あんた達は見た目こそはパッとしないけど退屈しのぎには丁度良いし?」

橘「紗奈華!!やっと俺の事を認めてくれ…」

紗奈華「違うから。言ったでしょ?暇潰し程度には最適って」

橘「今はそれでも構わない。何時か紗奈華を振り向かせてみせる」

紗奈華「あんたじゃ無理だと思うけど」

橘「俺は諦めだけは悪い男だ。お前が俺を見てくれるように何度でも挑んでやるさ」

紗奈華「しつこい男は嫌いよ……直球過ぎんのよ、馬鹿」

橘「俺は直球でしか伝えられないから…こう言う男は嫌いか?」

紗奈華「さあね、嫌いだったら会いに来いだなんて言わないわ…じゃあね」

橘「え?それって…//」


最後まで熱烈に押しまくる橘


あまりの直球さに脈あり!?


はぐらかしながら紗奈華はバスに乗り込んだ



杏「もうお別れって寂しいな、折角逢えたのに」

アイス「私も寂しいよ杏ちゃん」

杏「だったら今度デートしようよ先輩!連絡するし」

アイス「本当?やった〜行こ行こ♪」


アイスとのデートの約束に成功した杏ちゃん


そんな様子を羨ましそうに傍観するは…



アイス「じゃあ元気でね、鬼太郎にボヤッキー!楽しかったよ」

神「だーかーらー俺は鬼太郎じゃねーし!!」

伊「…結局俺もボヤッキーで定着してんのか…」

アイス「あ、ゴメンゴメン。ちゃんと二人のお名前覚えてるから…」


チュッ、チュッ


神伊「えっ///」

杏「あっ二人ともズルい!」

アイス「アキラ、深司、大好きだよっまたね!」

神「最後に嘘だろ…反則じゃね?これ//」

伊「…やばい…今ので本気で惚れたかも//」


バスに乗り込む前に二人の名前を呼んで頬っぺにチュー


予告もなしにおこった出来事にたじたじな二人を他所に紗奈華に続く


まさかのやり逃げに心を鷲掴まれてしまった


ときめくだけときめかして不動峰の皆とはお別れ!


後はバスに揺られて六角を目指そう
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