A

□コンビネーション
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アイス「蓮二くん何してんの?」

柳「日課である偵察者の集計だ。後で精市に報告する為に午前と午後に分けてデータを纏めている」

乾「今年は異様に増えてるからね。多分紗奈華達を目当てに来てると思うけど」

紗奈華「アタシ達を?」

乾「100%あの噂が原因かな。今となってはキミ達のファンは全国レベルだから」

紗奈華「その噂って全国に伝わってるのね…まぁカメラを向けられなければ何でもいいわ」

柳「原則で合宿中の撮影は一切禁止だから心配はないだろう。念のため門の前に金属探知機をアイスに付けてもらったからな」

アイス「カメラやスマホは没取するようにしたから大丈夫だよ。ドローンも見張ってるし」

紗奈華「だったら拡散の心配は無いわね。お父様達に見付かったらアウトだから」


偵察者のカウントとタイプを分析していたデータマンズ


徹底した対策により、二人の居場所が漏れる心配はなくなった


乾「それはそうと二人は何をしていたんだい?会議はもう済んだのか?」

アイス「皆は今運試しの最中だよ」

柳「運試し?」

紗奈華「朝食のデザートの残りのマカロンでアタシとアイスの担当振り分けが決まるのよ」

アイス「普通の味が私で、紗奈華のお手製ジャムが入ってるのが当たった人は紗奈華になるんだよ」

乾「お手製ジャム?それは興味深い…何が入ってるのか気になるな」

柳「貞治止めておけ。作り手が紗奈華というだけで危険物に違いない」

紗奈華「失礼ね。案外美味しいかもしれないじゃない」

アイス「スパイシーだから不二子ちゃんだったら好きかもね。もしかしたら幸村くんも平気かも」

乾「だったら行ってみようか。面白いことになってるかもしれないし」

紗奈華「確かに誰に当たったか気になるわ!行こうアイス」

アイス「うん!合同練習の組み合わせも気になるしね」


皆で行けば怖くない


そろそろ結果が出ているはずだ


気になる組み合わせは…?















〜食堂〜


魔のロシアンマカロンが行われた現場


各々が神経を磨り減らしながらも漸く決着がついた


幸「…どんな試合よりも集中した気がする」

白「こない神経使うゲームはあらへんで…」


運よく普通のマカロンに当たってもお疲れな二人と


跡「クッ…舌の、感覚が…ねぇ…」

手「……ッ…乾よりも…酷い……」


激辛マカロンに苦しめられる二人


合同練習の組み合わせは立海と四天、青学と氷帝となった



柳「どうやら決まったようだが皆の疲労感が凄まじいな」

紗奈華「そんなに考え込むようなモノじゃないのにね」

乾「跡部と手塚が潰れてしまったな…これだと今日は自主トレになるか」

紗奈華「アタシが指揮を執るから心配ないわ」


何やかんやで決まった組み合わせで練習開始
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