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□フライング参戦
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幸「…で?紗奈華とアイスは四天側に居るって事か」

桑「聞いてねーよ!アイツ等が来るなんて」

柳「まあ何れは来ると決まっていたが…随分と早まったのだな」

比「新に悪い虫が増えましたね。我々に出逢う前から二人とは親しい間柄なだけに妬けますね」

桑「特に紗奈華があのちっこい奴にベッタリか…羨ましいぜ」

真「二人の振り分けはどうするんだ?」

柳「普通に考えれば紗奈華だな。アイスはウチと氷帝を担当している」

幸「極力紗奈華のお気に入りとは一緒にしたくないけどアイスに任せたら仁王達が妬いて練習にならないし‥」


アイスお手製の琉球イタリアンを堪能しながらの緊急会議


午後からの担当振り分けに悩まされる立海R陣


何処の学校にもお気に入りは居る…が




アイス「もうダメ、入んない!ごちそうさま〜」

丸「え、もう?全然食ってないじゃん」

仁「少しはブンちゃんか紗奈華みたいに食わんともたんよ?」

アイス「だってお腹イッパイなんだもん。紗奈華は痩せの大食いだからマネ出来ないし」

切「アイス先輩は食が細いから。でも何時もより量が少なくないっスか?」

仁「どっか具合でも悪いん?」

アイス「え?うぅん、大丈夫だよ!大量に作ってるから食欲低下しちゃってるだけかも」

仁「もしかして悪阻?」

切「俺の子!?だったら先輩、今すぐ嫁に来て下さい」

丸「ンな訳あるか!!」

アイス「あはは皆は元気だね〜」

丸「笑い事じゃないって…つーか、何だこの小枝みてぇな腕は!細いっつーか小さいよな」

仁「足もモヤシみたいやね‥お菓子ばかり食っとるから大きくならんのじゃ」

切「先輩は肉つけなきゃ肉!」



何時もの三人と仲良くお食事中


普段から少食なだけに作るだけ作って食べない事の多いアイス


スタイル抜群なのにガッツリ食べまくる健康的な紗奈華とは大違い



日「あれ?アイス先輩ってまた縮みました?」

紗奈華「ふふ、縮んだって小さくなったって事?暑いから余計に食べないから体重も落ちるはずよね」

芥「アイスってば昔からそうだよね、だから成長しないんだC!そして紗奈華は何時でも魅力的だよ」

向「アイスはこれからなんだよ」

忍「せやな、今は未熟なバンビやけど成長したらカモシカみたいな美脚に化けるかもしれんしな!」

紗奈華「アンタ何処見てんのよι」

向「侑士の変態」

日「普通に引きますね‥下克上する価値もない。妙な目でアイス先輩を見ないで下さい」

忍「何やその軽蔑するような目は!!足で言うたら紗奈華はホンマに俺好みなええ足しとるよな‥好きやで」

紗奈華「アンタから好かれてもねぇ‥ジロちゃんかがっくんか若からなら好かれて嬉しいけど」

忍「俺だけフラれた?!何でやねん!」


一方氷帝側でお食事中な紗奈華


アイスの食の細さの話をしていたが、脱線して足の話に


黙っていればイケメンな侑士のマニアックな性癖には一同ドン引き


忍「あ、このタイミングで聞く事やないと思うんやけど…紗奈華」

紗奈華「何?」

忍「謙也のことどう思っとる?」

紗奈華「謙也?ヘタレよね」

忍「そんだけ?」

紗奈華「他になにか?」

忍「…いや、…(一生報われん男やな)」

芥「なになに?そいつに言い寄られたりしてんの?」

紗奈華「え?アイツにそんな度胸は無いわよ。それにアタシの守備範囲外だから何でもないわ」

芥「そっか〜だったら安心だね!」

日「紗奈華先輩は黙ってるだけでも男が寄ってくるから先輩にはその気はなくとも…気を付けて下さいね」

向「モテる女は辛いなー紗奈華」

忍「哀れな奴やなぁ‥謙也ι」


密かにヘタレな従兄弟の恋を応援をしていたものの撃沈


モテる女、紗奈華のお眼鏡に叶う日は程遠い
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