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□南の楽園より愛を込めて
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紗奈華「ところで皆、食事中に水を差すようで悪いんだけど…」

日「どうしました?紗奈華先輩」

幸「あ、もしかして俺とのこと?」

芥「は?何ソレ」

紗奈華「違います。誤解を招くような事言うなっつーの。ちょっと皆に聞きたい事があるのよ」

宍「聞きたい事って?」

紗奈華「いくら合宿中だって言っても今は夏休みじゃない?結果を出してるから特別に休みに入るのだって普通の生徒より少し早いし。だから皆は課題をちゃんとやってるの?」

ALL「課題?!」


そう、世の学生を苦しめる大きな障害


現在のような長期の休みには大量に出される天敵


合宿であろうが関係無く立ちはだかってくるアイツ


既に9割は終えて余裕な優等生である紗奈華はそこら辺が気になり問いただす



紗奈華「アタシ達は殆ど終わってるから問題ないんだけどね。強いて言うなら自由研究くらいかしら」

幸「え?紗奈華は分かるけどアイスも終わってるの?」

桃「俺と一緒で溜め込んでる派だと」

柳「ギリギリになって焦るタイプじゃないのか?」

仁「最終的には紗奈華に泣き付くんじゃなか?」

アイス「ちょっと待て!私のイメージってのび太くん的な感じなの!?」

越「今更気付いたんだ?本当にバカだね」

手「越前!アイスは女の子だ…ち●●●子ちゃんでも良いではないか」

アイス「あんまり変わんないし!!」

紗奈華「どっちにしろ残念なタイプなのねι」


皆のアイスに対するイメージって…



アイス「とにかく私は何も問題ないから大丈夫!やらないと紗奈華が怖いしね」

紗奈華「最低でも7月中には全部終わらせるのが普通よね。後は抜き打ちテストとか」

向「テスト?」

紗奈華「そう、桃園でもアタシが問題作って学力を損なわないように鍛えてたわ。欠点は70点以下」

切「ええ!?厳しくないっスか?」

紗奈華「これの何処が厳しいの?寧ろ甘い方よ。今から五科目を皆にも受けて貰っても良いわ」

柳「抜き打ち過ぎるな」

紗奈華「あんたは心配ないでしょ?大丈夫よ、アイスだって全科目を満点に近い点数で通過してるし」

ALL「何!?」

丸「確かテストの時だけ優秀なんだっけ?遊んでばっかだけど何気に成績は上位だし」

菊「マジ?それは羨ましいスペックだね」

不「へぇ意外に賢いの?」

乾「しかも全科目高得点って…何か面白そうな秘密が有りそうだね」

アイス「パパがね、90以下を取る人はクズだって昔から言ってたの」

ALL「え(流石はエリート一家のサラブレット;;)」

紗奈華「英才教育の賜物ね」


バリバリの英才教育で育ったアイスには容易い事なのでした
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