マイハニー
□仁義なき攻防戦
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〜side 紗奈華〜
柳「はぐれた親友が迷子?」
紗奈華「そう。はぐれたって言うか逃げたって言うか」
幸「逃げた?」
比「お説教モードの紗奈華さんから逃げるように何かしらの理由をつけて何処かに潜伏したようです」
柳「そうか。まるで丸井みたいな子だな」
紗奈華「アイスに似てる…ね、その丸井って子可愛い?それとも男前?若しくは何処にでも居るような平々凡々な感じ?」
幸「え?どちらかと言えば男前と言うより可愛い系?」
柳「比較的女子から人気が高い方だが当の本人は鈍く、色気より食い気な奴だ」
比「カッコ可愛いって評判ですね」
桑「アイツ目当ての女子に差し入れの受け渡し役が俺だな」
柳「お前はオマケみたいな物だからな。だが、女子人気と言えば仁王か精市が圧倒的だろう」
幸「ふふ、そうかな?まあ俺は紗奈華以外の子には興味ないけどね」
紗奈華「ソコは否定しないのねιて言うかアタシを勝手に守備範囲内に入れないで」
幸「え?だって紗奈華は俺の中でど真ん中のストライクだもん」
柳「…精市、それはお前だけではないぞ。俺も紗奈華を見た瞬間100%の確率で心を鷲掴まれた」
比「いえいえ私も負けてはいないです!紗奈華さんは私にとって運命の女性ですから」
桑「オイオイお前等何言ってんだ!!俺だって紗奈華に一目惚れたんだっつーの」
幸「なに?君達この俺に喧嘩売ってんの…後悔させてあげる」
柳「望むところだ」
比「し、勝負です」
桑「おう!」
紗奈華「……もう勝手にして」
はぁ…付き合いきれない
何か勝手に言い争ってるし
まあ知らない所で単独行動取るのは方向音痴なアタシにとっては自殺行為
仕方無いけどこのやり取りが終わるのを待つ…か
それにしてもアイスは何処で何をしてるのかしら?
あの子の事だからきっと迷子になって……変な男に捕まってなけりゃ良いけど
無事だったとしても…逃げたから見付け次第にお仕置きね
あ、でも男って言えば丸井君!
皆が言うには可愛い系らしいじゃない?
どんな子か見てみないと
紗奈華「あんた達!しょうもない争いは止めなさい。その丸井って子に逢わせてくれないかしら?」
比「え?丸井君に‥ですか?」
紗奈華「ええ。アタシ可愛い子大好き♡だからさっさと案内なさい」
幸「そうなんだ?…チッ…ブン太は後から個人的に可愛がってあげようかな(黒」
桑「怖っ;;」
柳「だが迷子の友人は良いのか?」
紗奈華「あ、そっか」
比「それなら仁王君が保護してると思いますよ?おそらく部室に」
紗奈華「部室?」