マイハニー
□行方知らずのお嬢さん
1ﾍﾟｰｼﾞ/9ﾍﾟｰｼﾞ
〜宿舎〜
アイスが行方不明になっていた頃
同じようにコッチでも探していた
越｢‥居ないしι一体何処に…ん？｣
宿舎付近を捜し回るが見当たらない
リョーマは駐車場で見慣れたヘアピンと携帯を見付けた
越｢コレはアイスの…｣
不｢何か見付かった？越前｣
越｢不二先輩!?いや､特には…強いて言うならコレだけ｣
不｢それってアイスの？｣
何時から居たのか不二の声にビクリと肩を竦めて､取敢えず携帯をポケットに突っ込む
気付かれないように手探りでマナーモードに素早く切り替えた
すると不二はアイスのヘアピンに注目
するとそこに
切｢ああっ！アレは紗奈華先輩が乗ってたチャリだ！｣
幸｢でかした赤也｡やっぱり何かあったんだ…｣
柳｢しかし何故こんな所に？おかしい｣
立海メンバーが戻ってきた
厳しい山道を駆け下りた為にヘトヘトな感じ
切｢おいお前！アイス先輩を苛めてないだろうな？｣
越｢苛めてないし…そもそも居ないんだから無理｣
丸｢居ない？どういう事だよ？｣
幸｢そうだよ｡こっちだって紗奈華が居ないから戻ってきたのに…｣
不｢え？ちょっと待ってよ｡紗奈華も居ないってどういう事？｣
ALL｢･･････････ええ!?｣
つまり､そういう事
互いに二人の姿はなし
有るのはヘアピンと乗り捨てられたママチャリ
この状況で皆がようやく把握した
ALL｢二人が居ない!!｣
気付いた時には遅かった…