マイハニー
□女の友情と秘密
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ひょんな事からお菓子のお家にやって来た
気分はルンルン
現実離れしたメルヘンの世界
夢が叶って嬉しいはずなのに
どうして?
跡「お菓子のお家にようこそ、アイスちゃん」
アイス「な、何で(どうして景ちゃんが!?)」
跡「お前なら絶対に来くるって思ってたぜ」
アイス「ちっ違います!人違いだよ‥」
跡「アーン?もう遅ぇよ。コレもお前のお手製か?」
アイス「Σはっ!!」
バレてしまったと内心物凄く焦るアイス
咄嗟に眼鏡を取り出してしらばっくれてみるがもう遅い
ウィッグもなければピンマイク式の装着していたボイスチェンジャーも取られた
油断大敵とはよく言ったものだ
目の色以外は完璧にアイスそのもの
もう誤魔化せない
まさに窮地!!
アイス「こうなったら…奥の手☆」
跡「なっΣ待ちやがれ!」
追い詰められたアイス
捕まってしまう前に逃げろ!
と言う事で、逃亡を試みる事に
鳳「はーいストップです。此処は行き止まりですよ?アイス先輩」
日「飛んで火に入る夏の虫ってまさにこの事ですね」
アイス「チョタ!ピヨ!どうして此処に?」
逃げる事を予測して予め道脇に潜伏していた鳳と日吉
アイスがお菓子の家に夢中になっている隙に、張りぼてで出来たレンガの壁で元来た道を通せんぼ
林の中を抜けてきた為に一本道の出口を塞がれては逃げ道はない
鳳「この通り、大きな壁が邪魔で出られません」
アイス「本当だ〜いつの間に?私が来たときはなかったのにな」
日「え?そ、それは…(あ、意外と鋭い。成長したな←)」
鳳「ほら絵本でもあるでしょう?悪い魔女の魔法で帰れなくなったんですよ」
アイス「悪い魔女!?やっぱり居るの?」
鳳「はい。行く手を阻まれて俺達も困ってた所で…ね?若」
日「え…ああι魔女が戻って来る前にどうにかしないと;;」
何とも有り得ない無理矢理な説明をする鳳
まさかの無茶振りに戸惑いながらも合わせる日吉
そんな苦し紛れな二人の言葉にアイスは
アイス「そっか、チョタ達も困ってたんだね。よーし皆で良い方法を考えよう!」
跡鳳日「し、信じた;;」
単純過ぎるアイスは何も疑う事なくあっさり信じた